2024.5.5(日)

 

スピリチュアリズム思想体系【Ⅰ】…②

     【人生観】

 

(1)多くの人の人生の実態

(2)熱心な宗教者の人生観…宗教的人生観

(3)スピリチュアリズムの初期の人生観

        …霊魂説に基づく人生観

          (初歩の霊的人生観)

(4)シルバーバーチの人生観

      …霊的価値観にに基づく人生観

             (霊的人生観)

 

人間は地上人生だけでなく、死後霊界で永遠の人生を歩んでいきます。スピリチュアリズムの人生観は、霊的観点に立って地上人生を眺めたときの見解です。地上人生の目的や意義について永遠の視点から学習していきました。

人間は、自分にとって最も価値があると思うものを追い求めて人生を形成していきます。従って人生観と価値観は密接な関係にあります。合わせて価値観についても霊的観点から確認しました。

 

人生観の学習内容は大きく4つの項目から成り立っています。

今回は、(1)~(3)までの内容を学習しました。学習内容のポイントは以下になります。

 

(1)多くの人の人生の実態

 

世の中の多くの人は、人生の意味や目的について考えることもなく忙しい毎日を送っています。日々の生活の中で誰もが幸せな人生を送りたいと思っています。多くの人は幸せになるためには、モノやお金が必要だと考えています。

「モノ」や「お金」が幸福を決定するという考え方 = 物質的幸福観、この物質的幸福感は……

「モノ」や「お金」に価値があるという = 物質的価値観を生み出します。

大半の人が、「モノ」や「お金」に価値を置く、物質的幸福観・物質的価値観に支配された人生を送っています。

 

 また、人々の中には人生の意味や目的について真剣に考える人もいます。しかし最後には必ず死が訪れるという事実に行きつくため、価値ある人生がどのようなものなのか分からないままでいます。

多くの人は……

 ◉死とともに人生は終わる、死後の世界はないと考えています。 

            ↓

  こうした考え方を地上的人生観(物質的人生観)といいます。

            ↓

  多くの人は地上的・物質的な喜びや満足を追求する人生を送っていきます。

 

 

 

(2)熱心な宗教者の人生観…宗教的人生観

 

熱心な宗教者は、自分が拠りどころとする宗教を心の底から信じ人生を賭けて信仰の道を歩んでいきます。

自分は正しい、自分が信じるものは一番であるという信念のもとで人生を形成していきます。死後の世界を信じ、死後の幸福にあずかるために、教団の教えに従って信仰的人生を歩んでいきます。

 

◉教団の教えを(教義)を守って信仰生活を送ることが正しい生き方だと考えています。

◉最も価値があるのは、教義に忠実な信仰です。

教義を守って信仰生活を送ることで、死後の救いと幸福が約束されると信じています。

            ↓

熱心な宗教者は、教団の教えを土台として、人生を送るようになっていきます。

 

しかし、どんな人間も必ず死が訪れます。

死後の世界はない!と考える多くの人にとっても、死後の世界はある!と信じている熱心な宗教者も、実際には死後の世界の事実が分からず、死そのもの、或いは死後の行方について不安や恐怖を募らせることになります。

結局人間は……

◉どんな人生を歩んだとしても「死」の恐怖を克服することはできないのです。

「死」と「死後の世界」についての正しい知識がなかったために、死に対しての不安や恐怖が付きまとうことになったのです。 = 霊的無知に根本原因があったのです。

 

 

 

(3)スピリチュアリズム初期の人生観…霊魂説に基づく人生観(初歩の霊的人生観)

 

大半の人は霊的無知ゆえに、死の問題を克服することができずにいました。スピリチュアリズムは人類史上初めて、「死」と「死後の世界」の真実を明らかにし、霊的事実に基づいてこれまでとは全く異なる人生観を示しました。

19世紀半ばに登場したスピリチュアリズムは、驚異的な心霊現象が次々と起こされ、当時一流の科学者たちが徹底して検証した結果霊魂説の正当性が証明されました。

 

霊魂説とは…

・人間は、死後も霊魂として生き続ける

死後の世界(霊界)が存在する

・死後の世界に住む霊は、地上人に働きかけることができる、通信を送ることができる

これらの3つの内容から成り立っています。

こうした霊魂説に基づいて人生とは何か?を説いたものが、霊魂説に基づく人生観(初歩の霊的人生観)です。

 

◉初歩の霊的人生観とは……

 ①人生は、死によって終わるのではない、死後も人生は続いていく

 ②モノやお金、地位や名声は、死とともにすべて消滅する

 ③物質的な利益の追求だけに人生を費やす人は、霊界では幸福になれない

 

これが心霊研究を通して導き出されたスピリチュアリズム初期の人生観です。

 

以上が前半の学習内容のポイントでした。

 

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後半の学習はスピリチュアリズム普及会発行のニューズレターを教材にポイントを確認していきました。

 

 

“良きスピリチュアリストになるためにはまず何から始めたらよいのか”

――霊的人生の第一歩を、どのように出発すべきか       

                                ニューズレター第30号  2005.07.01発行

 

1.スピリチュアリスト人生を出発するうえでの大原則――すべての改革は、まず自分から

 

 ▮スピリチュアリスト人生に、たどり着くことができた幸運

 ▮霊的人生の第一歩を、どのようにしたらよいのか?

 ▮火がついたように燃え上がる人達

 ▮まずは、自分自身を「霊的新生」させることから

 

2.伝道をはじめる前の大切な準備――スピリチュアリズムの伝道は、単なる活動ではありません

 

 ▮「霊的新生」のためにすべき3つのこと

 ▮祈り

 ▮徹底した真理の学習

 ▮スピリチュアリストとしての基本的な心構えの確立

 ▮日常生活を霊中心にする――「霊主肉従の努力」

 ▮自らを霊的新生させて初めて「伝道実践」に移る

 

3.伝道実践の開始――さあ伝道に踏み出しましょう!

 

 ▮伝道は、最高の利他愛の実践・人類への奉仕

 ▮焦って伝道に走ってはならない

 ▮伝道実践で一番大切なもの「道具意識」――自分の力に頼った伝道は失敗する

 ▮動機と方向が正しければ、いつか必ず道が開かれる

 ▮あなたの信仰と忍耐力が、必ず試される

 ▮なかなか良い人に出会えないのは……

 ▮たった一人でも……

 

「たった一人でもいいのです。(中略)この地上において元気づけてあげることができれば、それだけであなたの人生は

価値があったことになります。」

                                            「シルバーバーチの霊訓(1)」


※今回も前回に続いて学習の前に参加メンバーが講義の発表を行いました。テーマは「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像です。メンバー全員が見守る中、緊張しながらも練習を重ねてきた成果が発表され、すばらしい完成度に全員が感動し、次回以降に発表を控えた他のメンバーにエールを送るひと時ともなりました。


✿参加者の感想

 

 

●今日の学習では人生観の中の、スピリチュアリズム初期の人生観までを学びました。

人間はどのような存在なのか、そして、死後どのような世界に行くのかという、人間観・死生観を学習し、その真理を土台として私たち人間は地上人生をどう歩むべきなのかということの基礎を知りました。

やはり人間についての知識、死や死後の世界について真実を知るだけではなく、その霊的真理に基づく生き方、実践が重要だと学びました。間違ったゴール(始まり)、死、死後の世界から、人々に間違った価値観や生き方を植えつけることになってしまった宗教に本当に責任があると痛感しました。

 今回、伝道準備として初めて講義発表をしました。その練習を重ねる中で、道具意識がより立体的となり実感することとなりました。イエスの道具、マウスピースとして最大限に使っていただけるように、お役に立てるように、すべての事柄(日常生活・地上ならではの困難)がその資質を磨くためにあるのだという認識をもつことができました。日常生活のすべてが、このためにあるという霊的観点に立つことができました。本当のスタートラインに立った気がします。

また道具として生きるということが、同時に自分自身の魂の成長になるということ、この2つの軸が表裏一体となりスパイラル的にからみ合っているということがよくわかりました。

地上にいながらも霊的純度を高め、清く霊中心で生きたいです。

 

 

 

●正しい霊的知識を身に付け、霊的実践を自分自身が行っていくことが一番大切であり、その上で他の人にも霊的真理を正しく伝えていけるのだということを学びました。

全ては自分中心なのではなく、霊界主導、霊界からの観点で生活を送れるようになれば、本来の自分という個に与えられた目的と意味を果たすことができ、真の幸福をこの地上において得ることが出来ると知りました。

神への祈り・真理の実践(先ずは自己から)神・イエス・守護霊への感謝・導きに対する絶対信頼と――スピリチュアリズムを自分の人生のライフワークとしていこうと思います。今は自己の準備から、そして他の受け入れの準備のできている人たちとの出会いへとつながっていける日を楽しみに進んで行きたいと思います。

 

 

 

●今日は救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像の発表と思想体系Ⅰの「人生観」と良きスピリチュアリストになるためにはまず何をはじめたらよいのかを学びました。最初の発表を聞いて改めて自分もがんばらねばと思いました。

「人生観」では、スピリチュアリストとして生きている私としては、多くの方々に「物質的幸福観・物質的価値観」から「霊的幸福観・霊的価値観」に変わってほしいです。霊的真理を知ると人生観が変わるので、変わってもらうためにも私自身がスピリチュアリストとしての見本として、相手に思われるよう努力しなければと思いました。今特に、イエスによって宗教による地縛霊が救済されて、無数の元地縛霊が地上に働きかけをしたいと望んでいます。良き道具となり必ず一緒に仕事をさせていただき、一人でも多くの方々を真理に導いていきたいです。良きスピリチュアリストになるためにも、日々「祈り」真理を学び、実践を通して成長していきたいと思っています。

今回の学びで思うことがありました。日々学んでいても、ちょっと油断すると肉の心となってしまうので、常に何を学び何を実践するか冷静に理性に問いながら、学び向上して伝道にたどり着けるよう精進してまいります。

 

 

 

●今日は思想体系Ⅰの人生観について学びました。最近転職をして新しい現場で覚えることも多く、文字通り忙しい毎日を送っています。一日のエネルギーがほぼその仕事に費やされ、本来の自分・魂が陰に隠れてしまっています。仕事をがんばって尊く見えるかもしれませんが、このがんばりは肉体要素の維持のためにすぎません。このままの毎日がいつまでも続くと、地上人生観のもとで生きるということになってしまうので、早く霊的要素を上位に置く生活に正していかなければなりません。また、スピリチュアリストになるための第一歩についても学習しました。私がスピリチュアリズムに出会ったころも、霊界や霊的知識について、早く他人に伝えたいと思った時期がありました。今から思えば、真理の伝道という崇高なものではなく、新しい知識を人に話して満足したい、他人と同じ知識を共有して安心したいだけだったと思います。

シルバーバーチの言うように、私が目覚めるまで長い期間霊界の人たちは根気よく導き待ってくれていました。自分も焦ることなくしっかり自分自身を磨いて霊界の導きを待って、真理の伝道できる時期を迎えたいと思います。

 

 

 

●現代人の人生観は、本当に「モノ」や「お金」に価値を置く、なにかしかの宗教に入って信仰生活を送ることが主なこととあらためて認識します。特に新興宗教においては、物事にかかわる現世利益と死後の救いと幸福の両方で心をつかみます。

人々の欲をあおり、それは我を強くして行きます。お人よしや性格の弱い人は恐怖で縛られ、団体のいわれるままお金と動力をすべて吸い上げられます。一日も早くスピリチュアリズムに出会い人生観を学んで、一人でも多くの人が正しい人生を送れるように心から思います。

 

 

 

●本日は思想体系Ⅰの「人生観」と「良きスピリチュアリストになるため」を学習しました。

人生観では、死に対する正しい理解が大切であることを改めて理解しました。多くの人も、熱心な宗教者も死への恐怖が、それを考えないことや、信仰に救いを求める生き方に走ってしまう原因になっている。

「良きスピリチュアリストになるため」は、まずは自分からということ。日常生活を霊中心にする努力を続けたいと思います。これまで、まずは真理の正しい理解、と進めてきたが、その過程でも日常生活での実践が大切だという点に行きついたように思います。