2024.3.10(日)
スピリチュアリズム思想体系【Ⅰ】…③
【死生観】前半
(3)スピリチュアリズムの登場
ニューズレター第5号…輪読
◇前半の学習◇
【死生観】前半
(1)「死」は人間にとって最大のテーマ
・“死”は避けられない厳粛な宿命
・“死”は最大の恐怖でありすべての人間に共通
・“死”は最大の悲劇・不幸・悲しみであり、一方的で受け入れざるをえない
・宗教は、死の恐怖に対する救済手段として存在……地球上のすべての宗教が死の問題と関わりをもっている
(2)「死」に対するさまざまな考え方
地球人類の死に対する考え方を整理すると、大きく2つに分類されます
①唯物的な考え方(物しかない、物がすべてだという考え方)
・人間は死によって消滅する、すべてが終わる
・死後の生命や死後の世界はない
・霊魂や死後の世界を信じることは時代遅れである
②宗教における一般的な考え方
・人間は死後も存在する(霊魂として存在)
・死後の世界がある(あの世)→天国・極楽浄土といわれる=明るい世界・地獄といわれる=暗い世界
・生前の生き方によって、天国・極楽浄土に行くか、地獄に行くかが決まる
人間は死の恐怖から逃れるために宗教を拠りどころとしてきました
しかし、熱心に信仰しても死の恐怖から逃れることはできませんでした
〈熱心な信仰者の悩み〉
自分は死後天国に行けるのか?地獄に行くことになるのか?(死後の行方に不安がつきまとう)
↓
死に対する恐怖や不安(一生懸命信仰しているのに地獄に行く恐怖は拭えない)
↓
宗教・宗派への盲信・狂信(教えに背き戒律を破ると地獄に行くと思い、ひたすら教義を守ろうとする)
・宗教が説く死についての教えは、科学的思考をもった現代人には説得力がない
・多くの知識を手にした現代人の理性を納得させることができない
↓
宗教はかつてのように人の心をつなぎとめることができず、宗教離れが起こっている
宗教に拠りどころを求めることができない現代人は、死への対処の仕方がわからず、死の恐怖から逃れられずにいる
↓
最大の理由は=宗教自体の霊的無知
(3)スピリチュアリズムの登場(19世紀半ば)
・死の問題を科学万能主義の時代に再登場させた
・宗教と言う形式ではなく、霊的事実に基ずく新しい“霊的思想”として「死」の問題に解答を示した
↓
現代の地上世界に新しい「死生観」をもたらした
《スピリチュアリズムの死生観が地上にもたらされたプロセス》
さまざまな心霊現象を演出し科学者に研究させた(心霊研究)
↓
霊魂説の正当性を証明(霊魂の存在を客観的事実として証明)
↓
霊界通信(霊的真理・霊的知識)
↓
人類史上、初めて死の問題についての真実が解明された
↓
人類にとって唯一・共通の「死生観」が確立
(4)スピリチュアリズムの死生観
スピリチュアリズムが明らかにした死生観のポイント
①死の定義(死とは何か)
霊体と肉体をつないでいるシルバーコードが切れる瞬間
②死後の人間の状態
肉体を脱ぎ捨て、霊体だけになって存在する
③死後の人間の住処
霊界(永遠の人生)
・人間は死によって消滅する存在ではない → 死を恐れる必要はない
・愛し合った家族や友人と死後、再び会うことができる → 死別を悲しむ必要はない
スピリチュアリズムによって初めて、地上人類は死の恐怖から救われた
◇後半の学習◇
ニューズレター第5号の輪読
もう一度、スピリチュアリズムの大原則と全体像の確認を!
――スピリチュアリズムの全体像を、もう一度確認してみましょう。
・高級霊による史上最大のビッグ・プロジェクト
・明るい地球の未来
・現在の地球上の問題を“霊的視点”から見ると
・スピリチュアリズムは地上における“霊的中心点”
・スピリチュアリズムに携わる私たちの立場
・スピリチュアリズムの目的は地球の霊的浄化
・スピリチュアリズムとは、霊的真理に基づく信仰です
・スピリチュアリズムは、霊的真理に信仰を積み上げる生き方です
・スピリチュアリズムは、キリスト教の“殉教”を超える純粋な信仰です
・スピリチュアリズムの出発は、霊的真理を正しく理解すること
・霊的真理実践の真髄“道具意識”
・霊的真理伝道は、地上における最高に価値ある行為
・シルバーバーチより
「忘れないでいただきたいのは、皆さん方のような地上での道具がなくては、私たちも何もなし得ないということです。皆さんは私たちに闘いのための武具を供給してくださっているようなものなのです。皆さんの力をお借りする以外に地上には頼りにすべき手だてが何もないのです。喜んで私たちに身をゆだねてくださる人以外に、道具とすべきものがないのです。
その道具が多すぎて困るということは決してありません。こちらの世界では、使用に耐えられる人物の出現を今か今かと待ち受けている霊がいくらでもいるのです。
私たちの方から皆さんを待ち望んでいるのです。皆さんが私たちを待ち望んでいるのではありません。地上への降下を待ち望んでいる霊力には、その表現形式が無数にあります。種類も様式もおびただしい数があり、さらには、用意された通路に合わせて形態を変えます。
もっともっと多くの人材――これが私たちの大きな叫びです。いつでも自我を滅却する用意のできた、勇気と誠意と率直さにあふれた男女――霊力がふんだんに地上世界へ降下して人生を大霊の意図された通りに豊かさと美しさと光輝にあふれたものにするためなら、いかなる犠牲をも厭わない人材がほしいのです。
私たちの仕事は、人生意気に感ず、の気概なくしては出来ない仕事です。その仕事の尊厳に誇りを覚えて全身全霊を打ち込むようでなくては成就できません。」
「シルバーバーチの霊訓 スピリチュアリズムによる霊的進化の道しるべ」P115
✿参加者の感想✿
●今日は死生観(1)~(4)の内容の学習、ニューズレター第(5)号を読みました。
人類にとって最大のテーマである「死」とは何かということについて学習しました。宗教は人々の死の恐怖に対する救済手段対処方法を示す役割がありましたが、宗教にはそれを担う力を持ちあわせていませんでした。だから宗教教義の数だけ死生観が存在してきました。信じたいものを信じ、また、家系や地域の慣習から、形式的にその死生観を信じるという形で死生観が存在してきたと思います。従来の宗教は不透明な部分をはぐらかして、その点についてはふれないように自分たちの都合のよい教えを付け加え、視点・論点をずらし、いかに人々にありがたいと思ってもらえるようにするかに重点がおかれているように思います。しかし、スピリチュアリズムによる確たる「霊的事実」「霊的エビデンス」に基づく死生観は、今までのものとは次元がちがう、真の死生観だと納得しました。
ひと昔前なら、スピリチュアリズムの教えは浸透しなかったと思います。唯物主義、科学万能主義によって、宗教的要素、霊的感性が閉ざされかけている時代だからこそ、人々が魂が声を上げ真実を求めるときに、スピリチュアリズム運動が進められていることに、イエスの計画の壮大さ深遠さを感じました。
●本日は思想体系Ⅰの「死生観」とニューズレター第5号の高級霊による史上最大のビッグ・プロジェクトを学ばせていただきました。「死生観」では若い時に、生きるとは何なのだろう?死んだらどうなるんだろう?なぜこの世に人間は存在するのか?とずっと考えた時期があったのを思い出しました。なので正しい「死生観」を知る私達スピリチュアリストは、非常に幸せであります。学んだ知識を正確に伝える義務があります。その為にも日々努力し、霊的成長せねばと改めて思いました。ニューズレター第5号も非常に内容が濃く、スピリチュアリストとしての自覚を強く持たなければと読みながら思いました。
日々、自分の生活を正し心身を清く保つ努力を欠かしてはならない、絶えず自分の心を反省し傲慢な思いがなかったかどうかを厳しくチェックする、そうしたことを常に意識して生活していきます。読んでる中での文面で、私達がスピリチュアリズムのために「自分の人生・生命をすべて捧げるのは当然のこと」と書いてありましたが、私もそれを理想としています。なので霊主肉従の努力・利他愛の実践・祈りの実践をして、霊的成長し霊界の方々の良き道具として使用に耐えられる人になります。今年から宗教大革命が始まります、日本をスピリチュアリズム大国にしなければなりません。その為には私達が良き道具としてイエスの兵士として自覚し、魂を込めて打ち込まなくてはなりません。改めて決意しました、スピリチュアリストとして一生を捧げてまいります。
●今日は思想体系Ⅰの「死生観」の前半4項目を学びました。
「死を知ることは、今自分がこの地上世界で何をすべきなのか」を考えることに繋がると思います。そして死は、霊的真理をまだ知らない人々の最大の恐怖であるので、その「死生観」について理解を深めていくことは、とても重要であると感じました。ニューズレター第5号を輪読していく中で幾つかの気づきがありました。その中で一番響いたのは「私達には、高級霊団の一員としてともに働けるという特権が与えられています。個々としては力はありませんが、霊界の人々の力を活用することができるという特別な立場におかれています。」という言葉でした。何故なら、日々自分の至らない所があると感じるからです。「自分という存在の中心点を霊界におくことが必要です」この言葉にも「なるほど」と思いました。そして『自分の人生を神と霊界の導きに任せる』この一番シンプルで道具意識を表す言葉の心境に、最近の私はやっと到達したと思います。(まだまだ未熟なことは多いですが)「この時代に日本に生まれてきた」意味を反芻しながら地上の道具として、地上人生を歩いていくことができる様に、日々前向きに、霊的エネルギーを取り入れながら精進していきたいと思います。
●本日は、思想体系Ⅰの死生観と、スピリチュアリズムの大原則・全体像を学習しました。
死生観では、世の中の多くの人々は死についてあまり深く考えておらず、唯物的に傾いているんだなということが分かりました。(気がつきました)唯物的なことしか意識が行かない人に、いかに「それには、何も価値はない」ということを分かってもらうのは、とても難しいことだと思いますが、どこかで気が付いているのでは?と思うこともあり(このような人に真理を正しく伝えられるように準備しておきたい)そんな時に、自然・農との関わりが何かの役に立てればと思いました。(立つと確信したいと思う)大原則、全体像では、スピリチュアリストたるもの、日常生活に流されてはいけない、常に真理を意識し、生活の中で自分にできることはないか、実践を心がけて行かなければならないと感じた。
●今日は死生観の学習とニューズレター5号の輪読を行いました。
今回のニューズレターは我々に対して、スピリチュアリストとしての生き方の覚悟を迫る内容でした。今、私は霊的真理を学んでいますが、頭で一生懸命理解し、学んだ実践の内容をがんばって行うだけです。イエスや高級霊の思いに応えて、良き道具となれるよう真摯に自分に向き合い、地球人類を救済する当事者として本気でスピリチュアリズムに取り組んではいませんでした。私は毎日料理を作ったり、畑で野菜を育てたりするのに様々な道具を使用します。それらの道具は私の求めているものを作り上げるのに見事な働きをしてくれています。霊界の求めているものはこういうことで、私も負けずに努力しなければなりません。なんとなくの「道具意識」ではだめです。自分の生活を正し、心身を清く保つ努力をすることは、スピリチュアリズムという人類最大のプロジェクトを達成させることにつながっていると意識しながら、一日一日を大事に生きていきたいと思います。
●前半に学んだ「死生観」については、とても理解できたと思いました。私も子供の頃から「人は何のために生まれて死んでいくのか」についてよく考えていました。生まれてきてうれしいことも苦しいことも、死んでしまったら何も無くなるんじゃ、何のために生まれてくるのか意味がわかりませんでした。しかし、スピリチュアリズムを通して、地上に生まれてくる意味がわかると、生き方・考え方が変わります。
後半に皆で読んだニューズレターでは、心に響くことばかりでした。シルバーバーチを読んでいても本当に正しく理解をしている人は少ない、私もその一人かもしれないと思いました。まだまだ勉強が足りないと感じました。そして、スピリチュアリズムを理解するだけでなく、人類救済のために自身も動いていかなくてはと深く思いました。
●今日は思想体系Ⅰの大枝の先の「死生観」と25年前に書かれたニューズレターの輪読をしました。ニューズレターにおいては、今、読んでも、昨日今日書かれたような内容に感銘を受けました。死生観に関しては、死後の人間がどうなるかを知って死への考えが変わり、霊的楽天性を身につける事が出来ました。死の定義をしっかり身につけると言う事は、他者に対しても説いてあげたり、ましてや死がせまっている人に対しては大変有効だと言う事も分かりました。それを受けいれてくれると言う事が勿論前提ですが、そこまで早く行ける様にしっかりと頭に入れて学習して行こうと思いました。
● スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]から「死生観」と、ニューズレター第5号の内容を詳しく学びました。
地球上の多くの問題を解決する為に高級霊界から、スピリチュアリズムという大プロジェクトが起こされている。そしてその内容と重大性を改めて認識できました。地球上に永遠の地上天国を築く為に、自分達スピリチュアリストが、霊界の人々の良き道具となり、霊的真理普及の先鋭となれるよう、今後も自己努力を続けていきたいと思います。
今後の普及活動では「死んだ後どうなるか」など死に関するテーマをもう一度復習し、うまく他人に話すことができるように努めたいと思います。